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2020.3.5

【知識】オリーブの語源とは

今では数ある食用油の中でも健康的で味わい深いイメージが強いオリーブオイルですが、その「オリーブ」の語源はご存知でしょうか。日本語の発音「オリーブ」は英語のOlive英発音/ˈɒlɪv /米発音/ˈɑlɪv/、又はスペイン語のOlivo/oˈli.βao/やラテン語のOliva/oˈli.βa/に由来するもので、いつ頃から日本でオリーブと呼ばれるようになったのかは不明です。ギリシャ語ではἐλαίᾱ /e.lǎi̯.aː/と呼ばれますが、これはスペイン語の学術用語でオリーブを差すOlea europaeaにも起因します。なお、スペイン語では地域によって、またはオリーブの実を差す場合Aceituna /aθeiˈtuna/とも呼ばれますが、これはアラビア語のزيتون/zějtiːn/(オリーブの意)に由来します。
人類の歴史でオリーブ栽培が始まったのは紀元前6世紀頃(日本の縄文時代)、現在のシリア・トルコあたりの地域が発祥と言われています。現在のチュニジアあたりでは、紀元前8世紀ごろに書かれたオリーブのモザイク絵が確認されています(下記写真参照)。日本に初めてオリーブやオリーブオイルが持ち込まれたのは、1500年代のこと、当時のキリスト教の宣教師やポルトガル人などが持ち込んだことが記録されています。ポルトガル人が持ち込んだことから、当時のオリーブオイルは「ホルトの油」と呼ばれており、薬用としての効能を期待して肌などに塗られていたようです。

紀元前8世紀頃のオリーブのモザイク画(一社)日本オリーブオイルソムリエ協会,『世界のオリーブオイルベスト180』,㈱誠文堂新光社,2019,

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